OmniFocus を初めて使用される方は「いったいどこから始めればよいのだろう」と思われるかもしれません。まずはインボックスを開いてください。OmniFocus での最初の作業のほとんどは、このインボックスで行います。
インボックスはすべてのアクティビティの中心であり、サイズの大小を問わず、頭の中にあるものをすべて保管しておくための入れ物のようなものです。タスク、To-Do、抱負、計画、雑用、人生の目標など、やろうと思っていることはすべて OmniFocus で管理できます。頭に浮かんだことは何でもインボックスに入れることができるのです。
OmniFocus に慣れる最も良い方法の 1 つは、落ち着いた環境で、自分の頭の中にあることすべてをインボックスに書き出すことです。来週の月曜日までにやらなければならない大切な事を頭で覚えきれない場合には、OmniFocus があなたの「頭脳の代わり」となります。
インボックスに項目を追加するには、ツールバーの「新規項目を追加」 ボタンをタップします(iPhone の場合は画面の右下にあります)。
ヒント
インボックスに新しい項目を追加する際、エディタの「保存 +」を使用すると後続のインボックス項目をすばやく作成できます。また、プロジェクト内で新しいアクションを作成する場合には、その項目を使って、同じプロジェクト内に追加のアクションをすばやく登録できます。
作成した事項はインボックスに入れられ、「インボックス項目」と呼ばれます。インボックス項目の中には、インボックス内にあるうちに完了できるものもあります。たとえば、仕事場の電球を取り替えるという内容のインボックス項目を作成したとします。これは、いつでもできる簡単なタスクです。
このインボックス項目をより大がかりなプロジェクトの一部にする必要はなく、コンテキストを追加するのはおそらくやりすぎでしょう。その代わり、仕事場の電球を取り替える必要があることを忘れないようにするために、この項目をインボックス内に残しておきます。特に、電動工具などを使う予定がない限り、急いで電球を取り替える必要はありません。
しかし、項目の中には分類し、詳細を追加しておいた方がよいものもあります。そうすれば、特定の場所にアクセスしたとき、または複雑なプロジェクトを終わらせようとしたときに、必要なすべての情報が準備されていることになります。
最終的には、インボックス項目のほとんどがアクションとなります。インボックス項目は、その項目をより大きな目標(つまり、プロジェクト)の一部とみなし、それと同様の他の To-Do 項目と一緒に遂行ことを決めたときにアクションとなります(詳しくは「プロジェクト」および「コンテキスト」セクションを参照)。
各アクションには、それぞれ右端に完了マークを付けるためのステータスサークルがあります。項目に完了のチェックマークを付けると、その項目は処理可能な項目のリストから完了項目のリストに移され、デフォルトの表示オプションでは非表示になります。
インボックス項目をプロジェクトに割り当てると、その項目は「プロジェクト」パースペクティブや「コンテキスト」パースペクティブ、またはその項目を割り当てた任意のカスタムパースペクティブ内に表示されるようになります。
アクションの詳細を編集するには、そのアクションをタップしてアクションエディタを開きます。アクションに関する情報を充実させるために、メモや添付ファイル(イメージや録音など)を追加できます。詳しくは、「メモと添付ファイル」を参照してください。また、アクションの期日、延期日、および繰り返し間隔を設定することも可能です。詳しくは、「日付と時刻」を参照してください。
タスクが完了したら、そのステータスサークルをタップして、そのタスクに完了マークを付けます。このタスクはビューから消えますが、データベースから消去されるわけではありません。表示設定を「すべて」に変更すれば、完了した項目が現在のパースペクティブ内に表示されます。
項目を誤って完了してしまった場合は、「取り消し」をタップすると変更が元に戻ります(iPhone の場合はシェイクして取り消します)。
参考
完了した項目の履歴リストについては、「完了」パースペクティブで確認できます。このパースペクティブがサイドバーに表示されていない場合は、シークレットバーで「すべてのパースペクティブ」を選択してください。