- T 日
- 開始日がまだ決まっていないプロジェクトの初日。開始日が設定されるまで、すべての日付は T 日に経過時間を加えた形式で表されます(例、T+2w 1d)。
- 依存関係
- あるタスクが開始または終了する前に別のタスクが開始または終了しなければならないという関係。たとえば、”ペンキを買う” が終わらないと ”フェンスにペンキを塗る” を始めることはできません。
- 親
- グループはそのメンバーすべての ”親” とみなされます。これはアウトラインソフトウェアでよく使われる用語です。
- カスタムデータ
- ユーザ独自の目的で任意のプロジェクト、タスク、またはリソースに添付できるデータ。
- カレンダービュー
- メインウインドウのモードで、個々のリソースまたはプロジェクト全体の稼働時間や稼働スケジュールの例外を設定できます。このビューの左側にはリソースアウトラインの複製、右側には緑の時間ブロックを伴う週ビューが表示されます。
- ガントチャート
- ガントチャートはプロジェクトを時間の経過に沿って表したもので、OmniPlan ではタスクビューの右側に表示されます。各タスクはそれぞれバーで表され、タスクアウトラインの行に対応しています。また、依存関係を表す線を用いて他のタスクにつなげることもできます。バーの水平方向のサイズと位置は、そのタスクが展開される所要時間とスケジュールを示します。
- 基準スケジュール
- 基準スケジュールは、実績スケジュールとは逆に、最初に計画されたプロジェクトの状態を表したものです。プロジェクトの基準を設定する前であれば、基準スケジュールと実績スケジュールは同じものです。基準を設定した後は、編集作業によって実績スケジュールだけが変更されます。基準スケジュールと実績スケジュールを比較するには、ガントチャートの分割または両方の表示モードを使用します。
- クリティカルパス
- クリティカルパスは互いに依存する一連のタスクであり、それらの所要時間が変わった場合には、プロジェクト全体の所要時間が変わります。クリティカルパスは、「表示」メニューまたはツールバーの「クリティカルパス」ボタンから確認できます。クリティカルパスは個々のマイルストーンおよびプロジェクト期間全体に対して図示できます。マイルストーンに対するクリティカルパスの表示と非表示は、マイルストーンインスペクタのチェックボックスを使って切り替えることができます。
- グループ
- タスクアウトラインまたはリソースアウトラインの項目は、グループにまとめることができます。アウトラインでは、グループから少しインデントされた状態でメンバー、つまりそのグループの ”子” が表示されます。ガントチャートでは、タスクグループによってそのメンバーが 1 つにまとめられます。
- 子
- グループのメンバーはそのグループの「子」とみなされます。アウトラインソフトウェアでよく用いられる用語です。
- 公開
- あるプロジェクトがその内容に関する情報を公開すると、そのプロジェクトに割り当てられているリソースの状態が共有サーバリポジトリ内の他のプロジェクトに伝えられます。1 つのリソースが複数のプロジェクトで共有されている場合(メールアドレスで識別)は、リポジトリを照会しているプロジェクト間で平準化を行うときに、公開しているすべてのプロジェクトにおけるそのリソースの負荷が考慮されます。
- 項目
- タスクアウトラインまたはリソースアウトラインでの 1 行。どちらのアウトラインでも、インデント/インデント解除や展開/折りたたむなどの一般的なアウトラインコマンドを使用できます。
- 効率
- 特定の時間内にリソースがどのくらいの作業をこなせるかを示す手段。効率は所要時間や作業時間に影響することがあります。たとえば、100% の効率とは、あるリソースが 1 時間につき 1 時間の作業時間を費やすことができることであり、50% の効率とは、あるリソースが 2 時間につき 1 時間の作業時間を費やすことができることを意味します。
- コスト
- タスクやリソースは貨幣原価を持つことがあります。タスクの総コストは、タスクのコストと、そのタスクに割り当てられたリソースのコストとの合計です。リソースには、使用あたりのコストと時間あたりのコストがあります。
- 差異
- 差異とは、実績日付と基準日付の差を表す時間量のことです。
- 作業時間
- 作業時間とは、所要時間とは異なり、タスクに割り当てられたすべてのリソースを考慮した上で、そのタスクを完了するのにかかる時間のことです。たとえば、所要時間が 4 時間のタスク に 2 人のリソースが割り当てられている場合、その作業時間は 8 時間となります。タスクにリソースを割り当てると、所要時間または作業時間が変わることがあります。
- 資材
- 資材はリソースの一種であり、消耗品を表します。
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資材リソースの場合、”ユニット数”はプロジェクトを通して使用されるリソースの数を意味します。この値は、そのリソースが別のタスクに割り当てられるたびに更新されます。
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資材リソースは、使用あたりのコストや時間あたりのコストの値を持つことがあります。
- 実績スケジュール
- 実績スケジュールは、基準スケジュールとは逆に、現実におけるプロジェクトの状態を表したものです。プロジェクトの基準を設定する前であれば、基準スケジュールと実績スケジュールは同じものです。基準を設定した後は、編集作業によって実績スケジュールだけが変更されます。
- 準備期間
- 準備期間とは、関与する 2 つの時期間に特定量の時間が必要であることを示すために、依存関係として指定できる所要時間のことです。たとえば、1 日の準備期間がある「開始→開始」依存関係は、最初のタスクが開始された後、1 日経ってから 2 番目のタスクの開始が可能になることを意味します。
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準備期間は負の数になることもります。たとえば、–2 時間の準備期間がある「終了→開始」依存関係は、最初のタスクが完了する 2 時間前から 2 番目のタスクの開始が可能であることを意味します。
-
準備期間を設定するには、タスクアウトラインにある「依存関係」列の依存関係コードの末尾に、またはタスクの依存関係インスペクタで、期間(+3w や –2d4h など)を入力します。
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また、準備期間は先行タスクにかかる所要時間のパーセントとして表されることもあります。たとえば、直後のタスクと同じ長さの準備期間を設定する場合は「100%」と入力できます。
- 照会
- プロジェクトが共有サーバリポジトリを照会すると、他のプロジェクトによって公開されているリソース負荷データを考慮できるようになります。負荷を平準化するとき、照会プロジェクトは公開プロジェクトから受け取った使用状況情報に基づいてリソースを調整できます。
- 所要時間
- 所要時間とは、作業時間とは対照的に、タスクを完了するのにかかる正味の作業時間(つまり、休み時間は含まない)のことです。たとえば、4 時間の作業時間を必要とするタスクを 2 人のリソースに割り当てた場合、所要時間は 2 時間となります。タスクにリソースを割り当てると、所要時間または作業時間が変わることがあります。
- スタッフ
- スタッフはリソースの一種であり、プロジェクトで作業する人々を表します。
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スタッフのユニット数はパーセントで表されます。プロジェクトに対して完全に空きがある人のユニット数は 100%、一部の作業時間を他のプロジェクトに費やす人のユニット数はそれより低くなります。これは、作業時間数を減らすこと(カレンダービューで設定)、または効率を下げること(リソースインスペクタの「リソース情報」セクションで設定)とは異なります。
-
スタッフは、住所、効率、使用あたりのコスト、時間あたりのコストの値を持つことがあります。
- スラック
- プロジェクト管理用語であるスラックはフロートとも呼ばれ、あるタスクを延期できる(つまり、延期しても、そのタスクの完了時期がその後に来る依存タスクの開始に問題を与えない)期間を指します。空きスラックとは、ある 1 つのタスクとその後続のタスクに固有のスラックのこと、合計スラックとはプロジェクト内のすべての空きスラックを合計したものです。どちらの値もタスクビューの列として表示できます。
- 制約違反
- 制約違反とは、プロジェクトが正しく機能しなくなる原因となる、何らかの問題のことです。たとえば、タスクがプロジェクトの開始日より前に始まる、十分な時間がないためにタスクを完了できず、それに依存するタスクを開始できない、あるいは依存関係が原因で、あるタスクがそれ自身の必要条件となってしまう、といった問題です。
- 設備
- 設備はリソースの一種であり、特別なコンピュータハードウェアなど、ある種の再使用可能な資産を意味します。また、会議室などを ”設備” として考慮すれば、複数のタスク間でその使用のバランスをとることができます。
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設備リソースの場合、”ユニット数” は使用可能なリソースの数を表します。使用可能なユニットの数はリソースの平準化に影響します。
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装置は、効率、使用あたりのコスト、時間あたりのコストの値を持つことがあります。
- タスク
- プロジェクトを進めるために遂行しなくてはならない作業の項目。タスクは、タスクアウトラインでは行として、ガントチャートでは対応するタスクバーとして表されます。
- タスクビュー
- メインウインドウのモードで、タスクを作成、編集、および検査できます。このビューの左側にはタスクアウトライン、右側にはガントチャートがあります。
- 添付ファイル
- 添付ファイルとは、OmniPlan プロジェクト内からお使いのコンピュータ内にあるファイルへのファイルのリンクのことです。ファイルはプロジェクト、タスク、またはリソースに添付できます。
- テンプレート
- テンプレートとは、新規書類の出発点として使用できるファイルのことです。プロジェクトの Web レポートを作成するための HTML テンプレートもあります。
- ネットワークダイアグラム
- プロジェクトを依存関係でつながれた一連のタスクノードとして表した視覚化ツール。ガントチャートのようにプロジェクトの時間的な流れを強調するのではなく、タスク間の関係を明確に表します。
- ハンモック
- 前後のタスクにより課せられる制約に基づいて所要時間が変化する、柔軟な作業時間を持つタスク。
- 平準化
- プロジェクトの平準化、またはリソースの平準化とは、リソースが可能な限り効率的に使用されるようにプロジェクトを自動的に再整理することです。したがって、どのような場合でも使用可能なユニット数 100% を超えてリソースが割り当てられることはありません。また、できるだけ早くタスクが完了するように、最も効率的なリソースの順序が探し出されます。
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新規に作成されたプロジェクトは、リソースがタスクに割り当てられるときに、それらのリソースを自動的に平準化するように設定されます。この自動平準化の機能は「プロジェクト」メニューで無効にできます。
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自動平準化を有効にしない場合は、変更(タスク達成率の更新やリソースの割り当て変更)を行った後に手動でプロジェクトを平準化するように心掛けてください。
- マイルストーン
- マイルストーンはタスクに似ていますが、所要時間がなく、作業時間を要しないという点で異なります。その目的は、プロジェクトのタイムラインで重要なポイントを押さえることです。マイルストーンは、依存関係と稼働スケジュールに基づいて時間的にシフトすることがあります。プロジェクトのマイルストーンは、タスクビューとマイルストーンインスペクタで管理できます。
- モンテカルロ推定
- モンテカルロシミュレーションは、起こりうる結果(OmniPlan Pro の場合は、プロジェクトやマイルストーンが時間どおりに完了する可能性)を推定するため、値の広がりに基づいてランダムサンプリングを使用します。シミュレーションの実行時、数百のランダム化された可能性が考慮され、その平均の結果が信頼度(マイルストーンが指定された日に完了することに対する信頼度)として報告されます。
使用される推定データは可能な値の範囲の中でランダム化されるため、複数回のモンテカルロシミュレーションを実行した場合は、たとえ同じデータセットを使っていても、得られる結果は毎回わずかに異なります。ただし、1 回のシミュレーションでかなりの回数の反復が行われるため、ひどく外れた値は消去されます。
- ユニット数
- ユニット数は、さまざまなコンテキストにおけるリソースの量を表します。スタッフリソースのユニット値は、タスクに割り当てることのできるスタッフの時間を表すパーセント値です。設備リソースや資材リソースのユニット値はその数量です。
- リソース
- リソースとは、プロジェクトを完了するのに必要な人々や物品のことです。リソースはリソースアウトラインに一覧され、タスクに割り当てることができます。リソースには、スタッフ、資材、設備の 3 つのタイプがあります。
- リソースタイムライン
- リソースビューの右側には、各リソースに割り当てられたタスクのタイムラインがあります。どちらかと言えば縦方向に圧縮されたこのタイムラインでは、リソースに注目しながらプロジェクトを見ることができます。
- リソースビュー
- メインウインドウのモードで、リソースを作成、編集、および検査できます。このビューの左側にはリソースアウトライン、右側にはリソースタイムラインがあります。
- リソース負荷/リソースの割り当て
- リソース負荷とは、プロジェクト内のさまざまな時点でそのリソースが割り当てられている作業時間の量のことです。あるリソースが一度に 100% 以上の可用率で割り当てられている場合、それは「過負荷」または「過度の利用」と言われます。リソースの平準化を行うことで、リソースの過負荷を緩和できます。各リソースの負荷を確認するには、リソースタイムラインでリソース割り当てグラフのモード切替機能を有効にします。
- 割り当て
- タスクにリソースを割り当てるということは、そのタスクの所要時間中、そのリソースがビジー状態になるであろうことを意味します。割り当ての量は、タスクに費やされるリソースの時間に対するパーセントで表されます。