アーカイブとバックアップ
データベースが大きくなったとき、使用しなくなった古い項目でいっぱいになったとき、または過去のデータを参照する必要があるときは、OmniFocus for Mac のアーカイブとバックアップの機能が役に立ちます。
アーカイブを作成する
OmniFocus をしばらく使用していると、データベースのサイズが結構大きくなります。特にモバイルデバイスと同期する場合などは、処理速度がかなり低下することもあります。ほとんどの項目はおそらく完了したものか取り止めたものであり、今後それらの項目をレビューすることはないでしょう。このような状況に備え、OmniFocus には古い項目を別のファイルにアーカイブするためのコマンドがあります。アーカイブすることにより、メインデータベースが軽くなり、活発な動作を保つことができます。
古いデータをアーカイブするには、「ファイル」メニューの「古いデータをアーカイブに移動」を選択します。日付フィールドを含むシートが表示されます。その日付より前に完了した項目、または取り止めた項目のうち、その日付以降変更されていないものがすべてアーカイブに移動します。
OmniFocus のアーカイブファイルはメインデータベースと同じ場所、つまり以下の場所に保存されます。
Omni Store バージョン:
~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus2/Data/Library/Application Support/OmniFocus/
Mac App Store バージョン:
~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus2.MacAppStore/Data/Library/Application Support/OmniFocus/
ここで、~ はホームフォルダです。後でアーカイブデータを見たくなった場合は、「ファイル」メニューの「アーカイブを開く」を選択するだけで、独自のウインドウが開き、そこにアーカイブの内容が表示されます。
ブラウズ中のアーカイブから項目を取得するには、それらの項目をドラッグしてメインデータベースの目的の場所にドロップするだけです(コピー&ペーストしてもかまいません)。どちらの方法でも、アーカイブ内にコピーが残ります。このコピーは記録として保管しておくか、または手動で削除してアーカイブを簡潔にすることができます。
バックアップから復元する
OmniFocus ではデータ保護の機能を重視しており、万一データベースに障害が発生したときに備えています。このアプリに入力されるユーザのデータは貴重なものです。OmniFocus は 2 時間おきにデータベースのバックアップを自動的に作成し、次のフォルダに保存します。
Omni Store バージョン:
~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus2/Data/Library/Application Support/OmniFocus/Backups/
Mac App Store バージョン:
~/Library/Containers/com.omnigroup.OmniFocus2.MacAppStore/Data/Library/Application Support/OmniFocus/Backups/
一度に保管できるバックアップの数は 100 個までです。これは、OmniFocus を継続的に実行していると仮定すれば、約 2 週間分のバックアップです(OmniFocus が実行されていなければバックアップも作成されません。したがって、ほとんどのユーザの場合は、2 週間分以上のバックアップが保存されることになります)。
バックアップされたデータベースを復元するには、「ファイル」メニューの「バックアップを表示」を選択し、表示するバックアップファイルをダブルクリックします。別の OmniFocus ウインドウが開いてバックアップファイルの内容が表示されるので、その内容を見て、そのファイルが目的のバックアップファイルであるかどうかを判断します。それが目的のファイルの場合は、フォーカスバーの「このバックアップに戻す」を選択すると、現在のデータベースがそのバックアップの内容に置き換わります。