同期する

OmniFocus 2 のインストール後、アプリケーションを起動しようとすると、同期設定を行うかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。同期は OmniFocus を使用する上でとても大切な操作です。同期を行うことにより、データのバックアップストレージをさらに確保できるだけでなく、アプリでいくつかの高度な機能(Mail Drop など)を使用できるようになります。OmniFocus for iPhone または OmniFocus for iPad をお持ちの場合は、同期を行うことで、任意のデバイスにおける最新の情報にアクセスできます。

OmniFocus の同期フロー

同期を行う場合は、アプリ設定プロセスの一環として行うことをお勧めします。そうすれば、バージョン間の移行が可能な限りスムーズに行われ、バックアップストレージも即座に確保できます。後で同期を設定する場合は、「OmniFocus」▸「環境設定」▸「同期」を選択すると、最初の起動時と同じ環境設定にアクセスできます。

Omni Sync Server

最も簡単な同期オプションは、弊社が所有する Omni Sync Server です。このサービスは無料でありながら、信頼性が高く、Omni の優秀なサポートチームによるサポートに受けることができます。このサーバは弊社が管理しているため、ユーザは必要なときにいつでもサーバ上のデータを利用できます。

このオプションを選択する場合は、以下の場所で新しい Omni Sync アカウントを作成してください。

https://manage.sync.omnigroup.com

その他の WebDAV オプション

Omni Sync Server は、ほとんどの OmniFocus ユーザにとって優れた同期ソリューションだと言えます。ただし、自分が管理するシステム内だけでデータを同期する必要がある場合には、プライベートの WebDAV サーバを構成して OmniFocus データを同期できます。これには、サードパーティのサーバ(数多くのプロバイダがあります)や、お持ちの Mac 内で機能するものがあります。

弊社が管理していない WebDAV サーバについて総合的なサポートを提供することはできませんが(弊社のソフトウェアではないため)、お客様がサーバを準備する上である程度のアドバイスを差し上げることは可能です。

Server.app(Mac OS X Server に付属)を使用して独自の OmniFocus 同期サーバを設定する方法については、こちらのサポート記事を参照してください。

警告
ご自分のコンピュータ内にあるファイルやフォルダをインターネットにさらした場合(パスワードで保護されている場合も含む)、ある程度のリスクが発生すると仮定してください。サーバを設定する前にこのリスクについて理解しておくとともに、最新のセキュリティパッチを使って Mac を最新の状態に保つことを忘れないでください。ご自分でサーバをホストしない場合は、Omni Sync Server アカウントにサインアップするか、標準に準拠した別の WebDAV ホストを使用して OmniFocus を同期できます。

同期のしくみ

OmniFocus で同期が有効になっていれば、どこにいても常に OmniFocus のデータを利用できるように、指定したサーバによってデータベースのコピーが維持されます。同期が行われるたびに、ローカルのデータベースとサーバ上のデータベースが比較され、 2 つのデータベース間の違いが融合されます。

同期が有効になっている場合は、1 分後、または OmniFocus を開くとき、あるいは閉じるときに新しい変更が同期サーバに送信されます。また、デバイス上で変更がない場合でも、1 時間ごとにサーバ上のデータが確認されます。これにより、OmniFocus からのデータが常に安全で確実なものになるだけでなく、最新の状態を保つことができます。

ヒント
OmniFocus 2 を搭載した複数のデバイス(任意のプラットフォーム)が同じ Wi-Fi ネットワーク上にあり、かつ同じサーバアカウントに対して同期するように設定されている場合、それらのデバイスは何らかの変更がサーバにプッシュされたとき互いに同期を促し合います。

変更を加えたとき、それらの変更をすぐに別のデバイスで見たい場合は、その別のデバイスで OmniFocus を起動する前に、(OmniFocus の「同期」ボタンをクリックして)手動同期を実行する必要があります。すると、最新の変更が同期サーバにプッシュされるため、別のシステムで OmniFocus を起動した後、「同期」をクリックまたはタップするだけですべての変更が表示されます。

警告
Dropbox などのサービスはファイルの共有には最適ですが、OmniFocus データを正しく扱うことができません。Dropbox をデータの同期場所として使用すると、OmniFocus データが壊れる可能性があります。そのため、OmniFocus データの同期手段として Dropbox を使用することは避けてください。